◆「続かない自分」にうんざりしていませんか?
ダイエット、早起き、筋トレ、日記、英語学習、資格の勉強……
やる気はある。でも、続かない。
「明日からやろう」と決めたことが、結局続かず、むしろ始められずに自己嫌悪に陥る。
そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
このままではいけないとわかっている。
でも、変わりたいのに変われない。
習慣にしたいのに三日坊主で終わってしまう。
それってモチベーションの問題? 意志が弱いせい?
いいえ、違います。
それはあなたのせいではありません。
それはただ、新しい行動をゼロから始めること自体がとても難しいだけなんです。
でも実は、新しい習慣をもっと自然に、もっと簡単に身につける方法があります。
それは、「今すでにある習慣」と「これから取り入れたい習慣」とを“つなげる”という方法です。
◆ 「AをしたらBをする」―行動連鎖で新しい習慣を身につけるー
新しい習慣を取り入れるとき、多くの人は「何か新しいことを始めなきゃ」と
構えてしまいがちです。
でも、そこで意識してほしいのは「すでにやっていることに、少しだけ新しい行動を足す」という
発想です。
やり方はとてもシンプル。
たとえば、
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朝起きたらカーテンを開ける。
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歯を磨いたらスクワットを5回する。
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コーヒーを淹れたら英単語を1つ覚える。
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仕事から帰宅したら洗面台を軽く掃除する。
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シャワーを浴びる前に日記を1行書く。
これらはどれも特別な道具や大きな準備がいりません。
既にあなたの中で定着している行動に「+1」を組み合わせるだけです。
これを「ハビットチェーン(習慣の連鎖)」や「トリガー習慣」と呼ぶこともあります。
ポイントは、「すでに確立している習慣」を“きっかけ”にすることです。
ゼロから始めるよりも、慣れた行動の後に流れるように繋げるほうが、
圧倒的に定着しやすくなるんです。
この方法は、心理学的にも「習慣の定着には、きっかけ(トリガー)が必要」と
言われており、多くの習慣化メソッドでも活用されています。
◆ 習慣化ができない理由の多くは「環境設計」にある
自分の意志が弱いから続かない。
そう思っている人が本当に多いのですが、実は「習慣が続くかどうか」は
意志の強さよりも環境や構造の設計が重要になってきます。
人は、できるだけエネルギーを使わないように生活しようとするので
選択や決定も意思ではなく、ほとんどを無意識にまかせた「流れ」に従って生きています。
だからこそ、新しい行動を今の生活リズムの“流れ”に自然と組み込んであげることが
重要なんです。
習慣を繋げる流れはこんな感じ
ジムに行く習慣をつけたい
→仕事帰りにそのままジムに寄れるようにカバンにウェアやシューズを入れておく。
読書の習慣をつけたい
→夜、スマホを離れた場所に置いて寝る前に1ページでもいいから本を読む。
このように、習慣化したい行動に自然につながる“仕掛け”があれば
脳も流れを覚え「やるのが当たり前」と錯覚していきます。
つまり、新しい習慣を作るために必要なのは「気合い」よりも「仕組み」。
“頑張らずにできる工夫”を、日常のなかに少しずつ取り入れていくことがコツなんです。
そして、1度習慣になってしまえば、それをしないと逆に気になってしまうようになり
やろうかどうしようか?と考える間もなく自然とやれるようになるはずです。
◆ 今日から「+1」の習慣を始めてみよう
人生を変えるのに必要なのは、大きな変化ではありません。
むしろ、小さな積み重ねのほうが、長い目で見れば圧倒的な力を持ちます。
こんなに小さな “+1” でも、毎日続ければ、確実に心と体が変わっていきます。
変わりたいけど何をすればいいかわからない、という人こそ
まずは「すでにやっている行動」に何かひとつ、新しい習慣をつなげてみましょう。
小さくても少しずつ新しい習慣を繋げていけば、望む自分に近づくことができます。
あなたの人生を変える第一歩は、意外と“日常の中”にあるのです。
小さな変化で大きく人生を好転させていきましょう!
おわり。
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