◆最後に残るのは“自分”だけ
「もし明日、すべてを失ったら…?」
そんな問いに、あなただったらどう答えるでしょうか?
突然のリストラ、大切な人との別れ、予想もしなかった災害や事故が起きたら
人間関係も、仕事も、財産も、状況ひとつで簡単に変わってしまいます。
だからこそ、今一度立ち止まって考えてほしい。
「もしもの時、最後に残るのは誰か?」
それは他でもない、自分自身です。
◆みんな自分のことで大忙し
◼ 「誰も助けてくれない」ときがある
人は基本的に、自分のことで精一杯です。
そんなことを言っても、もちろんあなたが困っているときに
周囲の人たちが手を差し伸べてくれることもあります。
でも、その優しさも永遠ではありません。
いや、そんなことはない!
この先も誰かがずっと自分を助け続けてくれる!
そう信じたくなる気持ちもわかります。
だけど実際の世界では、誰もがそれぞれ個々の問題を抱え
悩みながらも限られた余裕の中で生きています。
だからこそ、「最後に自分を守れるのは自分しかいない」という事実に気づき、備えることが
生きていくうえで大切な考えとなるのです。
◼ 「すべてを失ったとき」に備えるべきこと
こんなこと、考えたくないかもしれません。
実際、これを書いている私自身でさえも
仕事を失った時のことや家族や友人との別れ、ドン底に落ちた時の自分なんて
想像もしたくありません。
でも、もし財産、地位、職業、人間関係、健康、家族といった大切なものを
全てを失うような極限の状況に置かれたときに、 あなたを最後まで支えてくれるのは
今までの経験と知識だけです。
そのため、最後の砦であるその力を育てておくことこそが
本当の意味で「自分を守る手段・備え」なのです。
◼ 自分を鍛える3つの柱
では、具体的にどのように自分を鍛えていけばよいのでしょうか?
以下に3つのポイントを紹介します。
- スキルを磨き、仕事を得る力を持つこと。
特定の会社や組織に依存せずとも生きていけるように
汎用性の高いスキルを身につけ、それを使った実績を作っておくこと。
例えば、プログラミングや語学、営業、ライティング、マーケティングなどの
変化の激しい時代でも個人で稼ぎに繋げられるスキルです。
このような「個人でも稼げる力」は生きる上で最大の武器になります。
- 礼節と芯を持って、良好な人間関係を築くこと。
人との縁は、人生に彩りと安心感を与えてくれます。
しかしその関係を継続的に築いていくには、相手を思いやる力や
自分の言動に責任を持つ覚悟が必要です。
また、一時的な人気や好感度ではなく、長期的に信頼される人間になるための
内面的な「芯」を持つことが重要です。
- 知識と体力を備えて、自分を鍛えておくこと。
自分の身体を鍛え、心を整えるのは生き抜くための基礎となる力です。
心身の健康を維持するための運動、食事、睡眠の質の確保。
そして、状況に応じた判断力や冷静さを持つための教養や知識も不可欠です。
例えば、防災の知識や金融リテラシー、心理的な自己理解
コミュニケーションスキルなど。
これらは「危機の時」に命を守る手段にもなります。
◆もしもの時に備えておく
今、あなたには自分を守ってくれる人がいるかもしれません。
仕事も家庭も安定しているかもしれません。
でも、それが「永遠に続く保証」はありません。
人生において何が起きるかは、誰にもわかりません。
だからこそ、「最後に残るのは自分である」という覚悟を持ち
今日という日から、自分を少しずつ鍛え続けていきましょう。
「起こるかわかんないけど、そうなった時に後悔したくないな。」
そう思った瞬間の初めの一歩が、未来の自分を救ってくれるかもしれません。
後悔は先に来てくれないので、予め準備して避けることしかできないのです。
なので、最初は小さな一歩からでも構いません。
小さな1歩でも動けたのなら、後悔は1歩分遠くに離れたことでしょう。
おわり。
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